猫を飼おうと思ったとき、まずは近所のペットショップへ出かける人も多いでしょう。でも、ペットショップの良し悪しを判断する目安は、慣れていないといまいちよく分かりません。
良いペットショップを見極めるポイントを紹介します。
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目次
7つのポイントとは?
悪いショップの方が分かりやすいので、先にこちらを紹介します。良いショップは、悪いショップが出来ていないことがきちんとできているお店です。
- トイレは猫砂じゃなく使い捨てのシーツが敷かれている
- えさを使い捨てのペーパートレーで与えている
- トイレ掃除の頻度が少ない(カチカチのうんちが転がっている)
- 店内が動物臭い
- 遊んでいる猫が少ない(または、いない)
- 「赤札セール中!」の猫が多い
- 店員さんに質問しても、あいまいな返事しか返ってこない
ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
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シーツを使うほうが衛生的!なんだけど…
まず1番のトイレですが、シーツのトイレが悪いわけではありません。むしろ、交換しやすいシーツタイプを採用することで、衛生管理に力を入れているショップもあります。動物病院に入院させるときも、トイレはシーツです。
ところが、忙しくてシーツの交換に手がまわらず、一日中汚れたシーツを敷きっぱなしにしているショップもあります。うんちがご飯の横に転がっていても知らん顔です。というより、忙しくて確認する余裕がないのでしょう。
オシッコをしたらすぐにシーツを取り換えていて、いつもきれいなシーツが敷かれているなら、逆に良いショップです。
猫はとってもきれい好き!
こまめにトイレシーツを交換しないと、単に店内が動物臭くなるだけでなく、猫の体にオシッコがしみついて不衛生です。シーツ交換にも手が回らないようなお店が、こまめにシャンプーをしているとも思えません。
猫は、自分の体からオシッコのにおいがしているのは大変なストレスです。その理由は、自分の存在を知られないようにするための、野生の防衛本能。このため、ふつうの猫はトイレや食事の後にはグルーミング(毛づくろい)をします。
ところが、衛生管理が悪いショップの猫は、ストレスが溜まってグルーミングをしなくなることがあります。お店の中が動物臭いのは、ショップの管理不足もありますが、猫がグルーミングをしないせいでもあります。
トイレ掃除をこまめにしてあり、猫がちゃんと毛づくろいをするお店は、気になるほどひどいニオイはしません。
猫はえさ場とトイレが近いのを嫌う
えさやりについてもトイレと同じことが言えます。
使い捨てのペーパートレーを使うことは決して悪くないんですが、ペーパートレーはすぐにふやけます。食べさせたらすぐに片付けないと、ケージの中はうんちもおしっこもご飯も入り混じった、ぐちゃぐちゃの状態になってしまいます。
猫はえさ場とトイレが近いのを嫌うので、これは大変なストレスです。
そして、遊んでいる猫がいないのは、遊べる環境が整っていないか、遊ぶ気分になれないほどストレスが多いから。子猫は、寝ているか、食べているか、遊んでいるか、大抵この3つのどれかです。
そのどれでもない状態、ソワソワしたり、うつろだったり、イライラしている様子の猫が多いお店は、ちょっと危険信号です。
猫の値段と健康状態、どっちが大事?
赤札セールの猫(商品)が多いショップは、無計画に仕入れて処分に困っているか、成長して値段が下がる前にとっとと売りたいと思っているかのどちらかで、いずれにしても、あまり経営がうまくいっていない証拠です。
また、質問してもあいまいな返事しか返ってこないショップは、猫の飼育や性質についてスタッフに教育していないか、スタッフの入れ替わりが激しいお店です。あまり「いいお店」とは言えませんよね。
値段の安さと商品(猫)の豊富さがウリのお店では、猫の健康状態や購入した後のサポートは、あまり期待しないほうがいいでしょう。