猫用品のなかで、選ぶときに一番悩むのがキャットフードではないでしょうか?
スーパーやホームセンターのペットコーナーに行くと、びっくりするほどいろんな種類のキャットフードが並んでいます。ネットや通販で調べると、海外の高級なプレミアムフードもたくさんあって、何を目安に選べばいいのか分かりません。
そこで、はじめて猫を飼うときにキャットフードを選ぶときのポイントを紹介します。
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目次
ポイント1:年齢によって適したフードは違う
キャットフードは、年齢に応じて大きく3種類に分かれます。子猫用、成猫用、シニア猫用です。
生後1年以内は子猫用、7歳以上はシニア用、その中間は成猫用のフードを与えます。最近では、12歳以上の老猫用のフードも増えています。
かならず年齢に応じたフードを与えないと病気になるわけではありませんが、子猫用や老猫用は年齢に応じて必要な栄養素と食べやすさを考えて作られているので、健康管理のうえでも年齢に合ったフードを与えるのが理想的です。
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ポイント2:ドライとウェットはどっちがいいの?
ドライフードにもウェットフードにも、それぞれにメリットとデメリットがありますが、猫が飽きにくく、しっかりとエネルギーがとれるのはドライフードです。
ただし、ドライフードだけだと水分不足になる猫もいるので、水分を補給するためにウェットフードを混ぜて与えるのが理想的です。
そうは言っても、ドライフードしか与えていない家庭はものすごく多いです。その一方で、ウェットフードしか与えていない家庭もあります。
メインはドライフードでウェットフードはプラスαという与え方がおすすめですが、しっかり水を飲む猫なら、ドライフードだけでも大丈夫です。大切なのは、ウェットかドライかというより、むしろお水をたくさん飲ませることです。
猫はもともと砂漠に暮らす生き物ですから、あまり積極的に水を飲まない猫もいます。気が向いたらいつでも飲めるように、水飲み場をたくさんつくってあげましょう。
明らかに水を飲む量が少ないときは、ウェットフードの量を増やすことも検討したほうがいいかもしれません。
ポイント3:健康状態に応じて適したフードが変わる
猫がかかりやすい病気はいくつかありますが、その病気によって適したフードは異なります。例えば、胃腸が弱い猫や腎臓が弱い猫、太りすぎの猫などがそうです。
療法食はネットや通販でも購入できますが、自己判断せずに最初は病院で診察を受けましょう。もしかしたら、深刻な病気がひそんでいるかもしれません。病院で相談すると適した療法食を教えてもらえるし、病院で販売もしています。
もしフードが合っていなかった場合は、早い段階でフードを切り替えることで、病気の悪化を防ぐこともできるので、ちょっと体調が悪そうなときや、急に食欲が落ちたときは、早めに病院につれて行きましょう。
その他の注意点:猫は好き嫌いがはげしい
猫は好き嫌いがはげしく、おまけに気分屋なので、気が向かないとご飯を食べないことがあります。まる1日食べないぐらいは珍しくありません。でも、まる2日食べないとちょっと危険なので、あまり楽観もしていられません。
また、はじめは喜んで食べていたフードでも、しばらくしたら飽きて食べなくなることがあります。好みがうるさい猫だと、気に入るフード探しに走り回らされるかもしれません。
猫はそういう生き物だと受け入れて、あまり食べないフードを無理やり与えるのではなく、喜んで食べるフードを粘り強く探してあげましょう。量が少なめのフードをいくつか買っておいて、どれを一番好んで食べるか観察するのもおすすめです。
ネット上にはサンプル品の詰め合わせを販売しているショップもたくさんあります。
もうひとつ、見落としやすいポイントに、えさを置いている場所が嫌いだったというケースもあります。
猫は意外と神経質な側面もあります。トイレはもちろん、水場の近くにえさがあるのを嫌う猫もいます。試しに数か所にフードを置いてみて、どこで一番落ち着いて食べているか、観察してみるといいですよ。