猫といっしょに幸せに暮らせる夢のへやを探し求める管理人のゆめこです。
入居する部屋を探すときに、両隣や上下階の入居者がどんな人でどんな家族構成か、まったく気にならない人はいないでしょう。
上下階に小さな子供が何人もいると、日中も騒ぎ声に悩まされる可能性があるし、学生さんがシェアハウスをしていたら、夜遅くまで大騒ぎする可能性もあります。
在宅している時間が長い私にとっては、どちらも重大な問題です。
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目次
騒がしい入居者の見分け方
ほぼ一日中、階下の子供が家の中で大騒ぎしているケースと、学生さんがシェアハウスをしていて夜遅くまで大声で騒いでいるケース、私はどちらも経験があります。
そこで、マンションを下見するときに「上下階の家族構成を教えてもらえますか?」とダメもとで訪ねてみました。
返事は案の定、「個人情報なので教えられません」。
いま改めて考えると「家族構成って個人情報かしら?」と首を傾げますが、私が本当に知りたかったのは、家族構成じゃなくて静かな入居者かどうかです。
それを確認する方法はいくつかあります。そのひとつがリビングや寝室の照明(蛍光灯)の色です。
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なぜ照明の色で判断できるのか?
照明へのこだわりポイントは人によってかなり差があります。部屋の中が暗いのは苦手だから、とにかく明るくしたいという人もいれば、明るすぎる照明が苦手で間接照明を好む人もいます。
ほぼランプ交換の必要がないという理由でLEDランプに変える人もいれば、最初に照明器具についていた蛍光管と同じものを、深く考えずに使い続ける人もいます。
最近では電球型のLEDも増えていて、電気代が安く済むから白熱電球をLEDに交換する人もいます。
このため、単純に判断はできませんが、ひとつだけ確かなことがあるんです。それは、「電球色」の蛍光管やLEDランプは、昼光色のランプより値段が高い店や在庫していない店もあるということ。
つまり、電球色の蛍光管やLEDランプを使っている人は、「ためしに」や「安かったから」使っているのではなく、「わざわざ」選んで使っているんです。
電球色と昼光色のちがいは色温度
電球色と昼光色の違いを分かりやすく説明すると、いかにも蛍光灯という青白い光を出すランプが「昼光色」で、電球のようなオレンジ色の光を出すランプが「電球色」です。
ほかに、太陽光に近い自然な明るさになる「昼白色」というランプもあります。厳密にはあと数種類のランプがありますが、広く流通しているのはこの3タイプ。
大きな違いは点灯したときの色(色温度:K)です。分かりやすいように3つの違いを列記します。
- 昼光色 6700K 青白い色
- 昼白色 5000K 自然な白色
- 電球色 3000K 白熱電球に近い色
色温度が高いほど輝度が高く、覚醒作用があります。逆に、色温度が低いほどリラックス効果があります。
ということは、電球色の灯りがもれている部屋には、家の中でゆったりとくつろぎたい人が住んでいる確率が極めて高いです。
照明(蛍光灯)の色を確認するには?
ほかの入居者の照明の色を確認するには、日が暮れてから出向くしかありませんが、完全に日が暮れると入居したい部屋の中をチェックできません。照明器具がついていない賃貸も多いですからね。
無駄足をふまないためには、日暮れ近くに下見に出向くこと。下見にいく日の日没1時間前くらいに、不動産屋さんと現地で待ち合わせるのが理想的です。
この時間帯は小さな子供が敷地内で遊んでいる可能性も高いので、子供たちの様子や入居する部屋に外の騒ぎ声が聞こえるかどうかも確認できます。
犬を飼っている家庭のお散歩タイムでもあるから、運がよければ飼われている犬の様子や飼い主さんの接し方も見られるかもしれません。なんたって希少な「ペット可」物件ですから、間違いなく入居者の大半がペットオーナーです。
近くのホームセンターと家電量販店の在庫をチェック!
(※箱の色は電球の光の色を表しています。青いパッケージは青白い灯りの昼光色)
入居したいマンションの近くのホームセンターを覗くと、そのエリアに住む人の好みや傾向がうかがえます。お店は売れ筋商品をたくさん在庫しますからね。
例えば、うちのマンションの近くにあるホームセンターでは、昼光色の蛍光管が大量に陳列されていて、在庫もたくさんありましたが、昼白色は昼光色の半分も在庫スペースがなく、電球色の蛍光管はありませんでした。
ということは、このエリアには「明るさ」を好む人が多いのかも、と推測できます。実際、うちのマンションではリビングから青白い灯りがもれている部屋が多いです。
「ランプを電球色に変えるだけで、子供が家の中で少しおとなしくなりますよ!」と教えてあげたい。
(※緑色のパッケージは自然な明るさの昼白色。緑=ナチュラル、という意味らしい)
照明の色はあくまでも目安
電球色のランプを使っている家庭が静かな確率は高いですが、昼白色のランプを使っている家庭は騒々しいというわけではありません。
先にお伝えしたように、電灯へのこだわり方は人それぞれ、ランプの色にまったく無頓着な人もいます。単純に値段が安かったという理由で、昼光色の蛍光管を使っている可能性だってあります。
あるいは、何か作業をするためや子供が勉強をするために、あえて明るいランプを使っている家庭もあります。そのような家は昼光色を使っていても静かです。
電灯の色はあくまでもひとつの目安です。チェックする価値はありますが、そこにとらわれ過ぎずにほかの要素もしっかりとチェックしましょう。