猫といっしょに幸せに暮らせる夢のへやを探し求める管理人のゆめこです。
賃貸マンションを探すとき、3階建てのマンションは2階建てのマンションより家賃が安めで魅力を感じますよね?
1~2階は埋まっていても、3階に空きがあることはよくあります。
「きっと階段を上るのがきついからだろうな」と思いがちですが、本当に理由はそれだけでしょうか?
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目次
3階建てマンションの家賃はなぜ安い?
3階建てマンションは、なぜ存在するのでしょう?
賃貸の集合住宅と言えば、2階建てか、5階建て以上の中高層マンションが一般的ですが、ときどき3階建てのマンションがあります。
3階建ては地主にとってもっともコスパの高い建物です。
エレベーターの設置義務がないうえ、求められる耐震性能も2階建てと同等でオッケー。同じ敷地面積で2階建ての1.5倍の家賃収入が得られるわけですから、予算があれば、地主にとってこんなにおいしい話はありません。
もちろん施工費は2階建てを建てるより高くなりますが、家賃収入が1.5倍になるのに対して、施工費はそれほど高くなりません。
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3階建てマンションのデメリットは階段だけ?
3階建てのマンションは2階建てのアパートより賃料が安い物件も多いので、アパートではなくマンションを探していて、できるだけ家賃を抑えたい人にとっては魅力的です。
「3階まで階段をのぼるのはきついけど、それでこの家賃なら…」
私もそう安易に考えて、3階建てマンションの3階に入居を決めました。
すぐに決めたわけではなく、3階建てのマンションを何件か見て回り、一番いいと感じた物件を選びました。
ちなみに、どのマンションも空いていたのは3階の部屋。
その時点で、「3階」がかかえる問題点をもっとよく考えるべきだったけど、家賃の安さに気を取られて、深く考えませんでした。
でも、冷静になって考えると、以前住んでいた2階建てマンションは、こんかい入居を決めた3階建てのマンションより、延床も狭く、設備も劣っていたのに、家賃は高かったんです。
単に階段がきついだけなら、3階建ての3階を希望する人はもっと多いはずですよね?
空き部屋が多いってことは、それ以外にも問題があるんです。
県営団地と民間のマンションは作りが違う!
私は以前、4階建て県営住宅の3階に住んでいたことがありますが、そのときは、階段がキツイってこと以外、特に不満はありませんでした。
バスタブは狭かったし、シャンプードレッサーもないし、キッチンにお湯が出なかったけど、それは入居する前から分かっていたこと。
でも、建物はしっかりしていて、隣室や上下階の騒音に悩まされることはほとんどありませんでした。
当時はそれが当たり前だと思っていましたが、快適に過ごせたのは、建物が県営住宅だったからなんです。
県営団地は、1円でも安く建てることより、住民の居住性の良さを重視して建築されます。
けれど、民間のマンションでは、1円でも安く建てることと、入居率が上がることを重視して設計されます。入居率をあげるために「居住性のよさ」を重視するかどうかは、地主と設計者の考え方と価値基準にゆだねられているんです。
そして、居住性が良いかどうかをぱっと見で判断できるマンションは、残念ながらほとんどありません。
3階建てマンションでおすすめのフロアは何階?
あくまで個人的な意見ですが、私のイチオシは1階です。
というのは、3階建てマンションはデメリットが多い代わりに、家賃が安いのが最大にして唯一のメリット。
おそらく、1階も2階もそれぞれ居住性が悪いでしょう。それなら、階段をのぼる必要がなく、床の振動伝播がない1階が一番マシです。
1階は上階の生活騒音がうるさいのでは?と気になるでしょうが、それは3階だろうと2階だろうと同じこと。3階は静かだろうなんて思っていたら大間違いです。
1階は湿気がこもりやすく、虫が入って来るのは頭がいたいところだけど、他人の家の生活騒音よりは対策のしようがあります。
断熱性が高いなど、コンクリート造のメリットはもちろんいくつかあります。
けれど、だったら、2階建てのマンションを選びましょう。設備か間取りを妥協すれば、同じ家賃で入居できる2階建ての賃貸マンションがきっと見つかります。
もし、どうしても3階建てのマンションしか希望にあう物件がないときは、何階に入居するか、よーく考えましょうね。
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「3階建て賃貸マンションの10のデメリット!」