「ペット可」賃貸マンションで保護猫と暮らす

元インテリアコーディネーターの ゆめこ が、ペット飼育可能な賃貸マンションを探すときのチェックポイントと、賃貸住宅での猫との暮らしに役立つ情報を紹介します。

初めての猫の世話

猫を飼うときに必要な初期費用はどれくらい?5万円は用意した方がいい?

投稿日:2017年5月11日 更新日:

猫を飼うときは最初にある程度の準備費用が必要です。

ペットショップで猫を買っても、ノラ猫を拾ってきても、保護猫の里親になっても、同様の準備費用がかかります。

何が必要でどれくらいのお金がかかるのか、具体的なグッズとその金額の目安を紹介します。

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むかえる前に用意が必要なもの

初日からすぐに必要なものはご飯とトイレです。これは言われなくても分かっていますよね。けれどもう一つ、できれば準備しておきたいものがあります。それはキャリーです。

何がどれくらいの金額か、価格の目安を参考までに紹介します。

  • フード(えさ):800円~
  • トイレの砂  :600円~
  • トイレ    :1,000円~
  • キャリー   :2,000円~

 

フードとトイレの砂は成猫で約2週間分の金額です。いずれもたくさんの商品があり、価格は商品に応じてピンキリです。ここで紹介しているのは一番安いクラスの金額なので、できればこの倍の予算を考えておくと安心です。

 

ほかに、ごはん茶碗と水飲みも必要ですが、わざわざ購入しなくても、自宅にある食器で代用できます。転がりにくい安定した形状のものを選びましょう。

 

ホームセンターやペットショップで猫のごはん茶碗を探すと、1,000~2,000円もする商品がたくさん販売されています。猫が食べやすい形状を考えて作られているそうですが、100円の食器でご飯を与えても、食べにくい形状でなければちゃんと食べてくれます。

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なぜキャリーを最初に準備する必要があるの?

猫はとつぜん容態が急変することがあります。病気やケガが原因じゃなくても、異物を飲み込んでしまい、吐き出そうとして嘔吐を繰り返すこもあります。異物が大きければ、早急に外科的処置が必要です。

 

けれど、たとえ具合が悪くて弱っていても、猫はおとなしく抱っこされてはいません。それどころか、必死で暴れるかもしれません。キャリーがないとおちおち病院に連れて行くこともできません。

最初からキャリーを用意しておくと、いざというときにあわてなくて済みます。

 

そして、できれば丈夫なハードキャリーを用意しましょう。布製のソフトキャリーは折りたためて便利ですが、キャリーに慣れていない猫は、布を爪で引っ掻いて切り裂くかもしれません。

ソフトキャリーは、猫がキャリーに慣れてから挑戦しましょう。

(キャリーを部屋の中に置いておくと、隠れ家気分で中に入って自然と慣れてくれます)

 

最初から高額なグッズを買わないほうがいい

猫を飼うのが初めてだと、可愛いグッズや取り扱いがしやすいものを買い揃えたいと思うかもしれませんが、猫の好みもあります。あなたが準備したフードやトイレを、猫は気に入らないかもしれません。

 

あなたの飼い猫にとってどんな商品が使いやすいかは、実際に使ってみるまで分かりません。特にフードと砂は猫の好みが分かれるところなので、買いだめは要注意です。

最初は値段が手ごろな商品の小袋を購入し、猫の様子を見ながら、別の商品や買いだめを検討するのがおすすめです。

 

キャリーやトイレについても同様です。最初から高価な商品や特殊な形状のものを買うのではなく、価格が手ごろな汎用品から始め、徐々にいろいろな商品を試していきましょう。

 

ほかに事前に準備が必要もの

あわてて用意しておく必要はありませんが、できればあるほうが良いのは以下のグッズです。

  • 猫草
  • 爪とぎ
  • おもちゃ
  • ねこじゃらし
  • ベッド
  • キャットタワー
  • ケージ

 

家具や壁を傷つけられたくないなら、爪とぎは必需品です。猫はいきなり知らない場所につれて来られてストレスが溜まっているので、ストレス発散のためにもある方がいいです。

 

爪とぎにも色んな種類がありますが、最初はオーソドックスな段ボールのものを選びましょう。カーペット素材の方がゴミが出ませんが、段ボールの方が猫は喜びます。そして、床に置くタイプより壁に立てかけるタイプのほうを好みます。

 

おもちゃを買っておいてもいきなり使ってはくれないかもしれませんが、夜中にひとりでひっそりと遊ぶかもしれないし、あるとコミュニケーションが取りやすいのは間違いありません。

 

ベッドやキャットタワーについても同様で、あると猫のストレス解消に効果的です。段ボールの中にタオルやフリース素材の布を入れて部屋の隅に置いておくだけでも、居心地のいい隠れ家ができて喜びます。

 

ケージは必ず必要なものではありませんが、備えがあると安心です。猫がケガや病気をして突然必要になる場合もあれば、急な来客に猫が落ち着かず、脱走防止のために必要になる場合もあります。

 

見落としやすい必需品は?

グッズのほかに必ず用意しておきたいのは以下のものです。

  • ノンアルコールのウェットティッシュ(できればペット専用)
  • 厚手のビニール袋(砂やうんちをいれるもの)
  • キッチンペーパー
  • タオル(雑巾)

 

猫はきれい好きとよく言われますが、だからといって部屋を汚さないわけではありません。猫を飼うと必ず部屋は汚れます

 

猫は、呑み込んだ毛玉を吐き出すために定期的に吐きます。まさかトイレで吐いてはくれないので、床のあちこちで嘔吐します。トイレが下手で、足やお尻にうんちをつけて部屋中を歩き回る猫もいます。

 

ふかふかな布団や毛布が大好きで、布団に繰り返しオネショをする猫もいます。猫を飼っていると、ウェットティッシュやタオルはいくらあっても足りません。

 

まとめ

まとめると、トイレとキャリーに5,000円、1カ月分のエサ代とトイレの砂代に5,000円、合計1万円は最低でも必要です。爪とぎやおもちゃ、食器類やベッドなども準備すると、さらに1万円ほどかかります。

 

また、最初は次々と不測の事態が起きるし、こまごまと必要を感じるものが出てくるので、追加で1~2万円ほど必要になります。両方あわせて5万円は用意しておきたいですね。

 

キャットタワーやケージは価格の幅が広いですが、安いものならどちらも5,000円からあります。良い商品は2~3万円はするので、ここまで揃えるなら10万円の予算が必要です。

 

グッズのほかに、ペット保険や医療費の必要性も出て来るかもしれません。特に子猫は病気にかかりやすいので、最初の1年だけでもペット保険に加入するのがおすすめです。

ペット保険の金額もピンキリですが、手ごろなコースは月々1,000円から加入できます。

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