ネットで保護猫の里親を募集している人に問い合わせをするときは、事前に確認したほうが良いことがいくつかあります。その内容についてご紹介します。
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里親を募集している保護主さんの大半は「個人さん」
ネットで猫の里親を募集している人はたくさんいますが、その大半が「個人の保護主さん」です。具体的には、以下のようなパターンがあります。
- 飼い猫が子猫を産んだ
- 自宅の車庫でノラ猫が子猫を産んでいた
- 近くに捨てられていた子猫を保護した
- 入院するなどの理由で飼い猫のもらい手を探している
要するに、自分では手に負えないからもらい手を探している人です。あるいは、最初から里親をさがすつもりで子猫を保護している人もいます。
(※画像は「メルカリアッテ」で里親を募集されていた子猫たち)
個人さんから猫をひきとる場合は、保護主さんによって猫の状態が大きく異なります。このため、健康状態だけじゃなく、ワクチン接種と不妊手術の有無を確認することが欠かせません。
特に子猫は、まだワクチンを接種していない確率がとても高いです。仮に「ワクチン接種は済んでいます」と言われたら、証明書の提示をお願いしましょう。
動物病院でワクチンを摂取すると、証明書を発行してもらえます。本当に里親を探しているなら、この証明書を捨てるはずはありません。
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保護主さんの情報を確認する
個人で独自のサイトをつくって里親を募集している保護主さんもいますが、ボランティア団体とちがって、個人の保護主さんはサイトにプロフィールを公開していません。
「無料」で譲渡する場合、個人情報を公開する法的義務がないので、顔や名前はもちろん、住所や職業、年齢、性別など、一切の情報がサイトに書かれていません。
ブログにはたくさんの記事が書かれていますが、内容も写真もすべて「猫」のことばかりです。
確かに、あなたが知りたいのは「猫」の顔や健康状態でしょうが、保護主さんがどんな人かも分かっているほうが、安心してやり取りができますよね?
たとえば、どんな仕事をしていて、いつも何時ごろ家にいるのか。あなたとまったく時間帯が合わない人だったら、なかなか会えない可能性もあります。
年齢や性別も、できれば知りたい内容です。もっと知りたいのは住所でしょう。たとえ同じ県内に住んでいても、市区町村によっては自宅から数時間の距離かもしれません。
できれば確認しておきたい8つの情報
具体的にどんなことを確認したほうがいいか、参考までに記載します。
- 名前(本名)
- 性別
- 年齢
- 職業
- 住所
- 在宅している時間と曜日
- 連絡の取り方(メアドあるいは電話番号)
- 駐車スペースはあるか
実際に里親を引き受けた後も、保護主さんに確認したいことがちょこちょこと出てきます。ですから、メールアドレスか電話番号のどちらかは必ず教えてもらいましょう。
また、保護主さん宅は街中で、近くに駐車できるスペースがないという冗談みたいなケースもあります。ですから、車で出かけるときは駐車スペースの有無を必ず確認しましょう。
連絡さえ取れれば…
猫を引き取った後、なんとなく体調が悪そうで動物病院に連れて行くと、先生にいろいろと質問されます。そのときになって自分が何も知らなかったことに気付いても、すでに遅すぎて取り返しがつかないこともあります。
あるいは、保護主さんに事情を聞くことができれば、症状が悪化するのを防げる場合もあります。
ネットでかわいい猫の写真を見かけたら「この子がいい!、保護主さんがどんな人でも構わない」と思うときもありますが、のちのち後悔しないために、保護主さんの情報もしっかりと確認しましょう。